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カイカイキキと村上 [ essay]

NYにいる友人のアーティスト みかんさんのブログにコメント書き込んで久しぶりに登場した「カイカイキキ」。
で、久しぶりにカイカイキキのサイトをのぞいてみました。
http://www.kaikaikiki.co.jp/
すごい、パワーアップしている。

もうかなり有名で価格も高騰してる作家もおりますが、ここで発掘されたアーティストはどれも一流です。
村上隆、タカノ綾、青島千穂、Mr、坂 知夏、圀方真秀未、佐藤玲、小出茜など
サイト上で詳しく紹介してますので、ぜひごらんください。
中には若干15歳の少女もいますから。

でも作品はしっかりしてますよ。

もともと、村上が芸大で学んでいた1980年代の日本の現代美術の状況はというと、NYアートのものまねか、日本的コンセプチュアルアートの観念論的な作品が横行しておりまして、世界に向けて何も発するものがございませんでした。
ましてアートのマーケットなんて存在するはずもなく、アーティストは自ら展覧会を企画し、買い手を開拓しなければいけないような状況で、ギャラリーもマーケットもごく狭い限られた範囲の中で動いているだけで、世の中に対してもなんの発信もしていない、閉ざされた美術界でした。

くしくも、椹木野衣が言ってるように「悪い場所」「閉じられた円環」だったのです。
この状況を何とかしなければ未来はないと苦悩していたアーティストがいかに多かったか。

「日本にアートマーケットの基盤を作る」と立ち上がった男がここにいます。
そう、「世界の村上」です。
その後の活躍はみなさんご存知のとおり。

少し長く長くなりますが、彼のメッセージをカイカイキキのサイトから引用します。
_____________________________________
私は1996年にカイカイキキの前身となるヒロポンファクトリーを設立しました。その当時は数人がボランティアで私の絵画と彫刻の制作アシストをしていた、小さなワークショップのような存在に過ぎませんでした。またそれに先立ち1994年に奨学金を受けてNYに滞在する機会があり、それを期にNYでもスタジオを開いていました。その後私の活動に沿って制作はどんどん拡張し、2001年に東京現代美術館で私の個展が開催された時点ではヒロポンファクトリーは50人を雇用するプロフェッショナルな制作・マネジメント機関へと成長を遂げました。同2001年には有限会社カイカイキキとして正式に会社登録を行い、現在では埼玉県朝霞市とNYブルックリンのオフィス・スタジオ、そして東京都の代官山にはアニメーションスタジオを設立し、総勢100名を擁して国際的に影響を及ぼす、大掛かりなアート作品制作・アーティストマネージメントの会社へと発展してきました(詳しくは「会社情報:沿革」を参照ください)。
過去も現在も、私は常に多くの壁に直面していますが、その一つ一つを乗り越えつつ、そのチャレンジを機に、逆にアートに託した無限の夢を広げていこうと思いを新たにし続けています。
私は戦後の日本には信頼に足るアートの市場が存在していなかった、と考えています。
西欧のトレンドを安易に踏襲しただけの価値基準、もしくは、かりそめの派閥内ヒエラルキーによる価格設定を施す事で、100年の歳月の信用を持ちこたえる事が出来得ないマーケットを造ってしまいました。
そのことに私は学生時に気がつき、日本の美術市場での活動を諦め、海外の市場で作品を売り込む勝負に全力をかけてきました。その成果を出す事が出来た今、再び日本に市場自体を作りあげていくことにも尽力してみようと考えています。私が東京で年2回開催するGEISAIというアートイベントが、その努力の最たるものです。
また日本の創造物は当たり前のことながら西洋のものと違う特徴を持ち、国内外を問わず、なかなかアートとして認識されません。それならば、いわゆる「ファインアート」ではない媒体での自己表現をあえて取り上げ、アート自体を巡る概念そのものに革命を起こせばよいのではないか?その一例として私は戦後の「日本」がもつ能力を素直に発表する試みとして、「スーパーフラット」、「ぬりえ」、「リトルボーイ」という展覧会シリーズをキュレートし、日本の大衆創造文化を世界に紹介してきました。このようにバリアを恐れずアートの枠組みを大きく考え、そして問題のコアから解決しようとする姿勢が、現在のカイカイキキの活動の方針となっています。
アートとは究極の贅沢なエンターテイメントです。作品制作では、厳しすぎるほどの目を持ち、全てのディテールにこだわって真に魂の入った作品を仕上げる。マネジメントにおいても、一定のポリシーを守りながらも臨機応変に作家の活動拡大を遂行。それによって達成される高いクオリティへとコミュニケーションへのあくなき探求が、私の仕事の基盤となっています。
そして、次世代アーティストの育成。その才能を極限まで引き出して最良の作品を生み出し、彼らがアートの世界で成功していくために、カイカイキキで見出した若いアーティストにはできるだけの機会やマネジメントサポートを与えたいと思っています。世界中の質の高い展覧会で発表し、良いコレクションに作品を納めさせて頂いたり、大きな芸術的事件となるようなイベントに参加したり、少しずつ規模を拡張させながら、新しい技術や表現分野を彼らアーティストと共に探索していきます。アートの中で生きていると、激しくパーソナルな部分と他では成し遂げられない深いレベルで他者と共振できる部分があり、その柔軟性が私を幸せにします。自由をはばむ境界、抑圧、偏見を叩き壊せるアートの力を信じているのです。
アートとは、ゴールまでのミッションが長く、終わりが見え辛い旅ですが、分野の垣根を越えてこのビジョンに共鳴していただける皆様道中を共にしたい、そう願っています。


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「ART@AGNES」 [Exhibition]

いつも参考にさせてもらってる方のブログで、非常に興味深い展覧会の記事があるので紹介します。
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1231#comments

神楽坂にあるホテルで33件の現代美術のギャラリーが一同にかいして展示即売会をするようです。
1/12〜1/13の予定です。

今度で4回目のようですが、人気がありすぎて事前予約をしないと入場できないみたいです。

出展ギャラリー(全33軒)
青山l目黒/アラタニウラノ/オオタファインアーツ/ギャラリーカウンタック/ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート/gallery.sora./ギャラリー・ハシモト/ギャラリーヤマグチクンストバウ/ケンジタキギャラリー/児玉画廊/小山登美夫ギャラリー/シュウゴアーツ/スカイ・ザ・バスハウス/ZENSHI/タケ ニナガワ/タロウナス/東京画廊+BTAP/成山画廊/ナンヅカアンダーグラウンド/nca l nichido contemporary art/白土舎/ヒロミヨシイ/マジカル アートルーム/MISAKO&ROSEN/ミヅマアートギャラリー/無人島プロダクション/mori yu gallery/山本現代/Yuka Sasahara Gallery/レントゲンヴェルケ/ワコヤナギ(ギャラリー小柳+ワコウ・ワークス・オブ・アート/)ワダファインアーツ

ということでかなり期待できそうです。

予約はこのサイトからとのことです
http://www.artatagnes.com/

私はたった今予約しておきました(笑)


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松井冬子・成山画廊 [Exhibition]

靖国神社近くのビルの2階にある小さな画廊に足を運んだ。
そこは入った瞬間妖気?が漂う空間で、まるで澁澤龍彦の空想美術館のような雰囲気がありました。

そこに展示されているのは6点の松井冬子の作品。
う~ん。なんと言っていいのか?
絹本(けんぽん)に描かれたその絵は、今風の作品を見慣れてる私の目には少なからずショックでした。

狭い画廊の奥には、長髪で黒スーツのおじさんが1人黙々とパソコンに向かっておりました。ちょっと麻原彰晃のようなその人に作品についての質問を投げかけてみると、丁寧に答えてくれました。そして今月の美術手帳に「松井」の特集が40Pに渡って組んでると親切に教えてくれました。
そういえば、今日17日は美術手帳の発売日でした。
頂いた名刺を見ると「有限会社成山光明」代表取締役成山光明とかかれてます。
ちょっと変わってるなとは思いましたが、後で買った美術手帳をみると、彼の記事が2P掲載されていました。
なんでも、松井をサポートし売り出した本人でもあるようで、一度も会社勤めの経験はなく趣味で好きなものを集めており、その延長で今に至ってるようなことが書かれていました。
松井とはとても仕事がしやすいとも言ってるようです。

時代に逆行するようなに世間にこびずに自分の好みを押し通すそのスタンスはちょっと尊敬に値します。
自分にはそれだけの覚悟があるのだろうか?
そんな変人の画商とやはり変人松井冬子。
ユーチューブなどでのインタビューを見るとポーズかなとも思われましたが、やっぱり彼女変だ(笑)
なるほどこんなところにも彼女を支えるスタッフがと関心して帰ってきました。

今回の展覧会のテーマはNarcissusということですが、
http://www.gallery-naruyama.com/exhibition.html
彼女の絵に描かれている「痛み」「恐怖」「暴力」。
彼女が表現するそれらは直接的ではあるのだが妖艶でなにか昇華された崇高さを持って私の心に迫ってくる。
美術手帳を読んだあとにまたこの作品と対峙するとよりいっそうそう思えるのではないかと思います。
幸い展覧会は2/23まで。時間は十分ある。
先月号とはうって変わって役に立つ美術手帳を読み込んで少しでも作品を理解したいと思いました。

このような類の作品は最近あまり興味がなかったのですが、考えてみればダビンチやフィリッポリッピ大好きですし、ボッシュの快楽の園のフィギャーなども持ってるし・・・・
結構痛いとこつかれちゃうかも。
なんか松井にのめり込んでいきそうな予感が少しあったりして、怖いのですが(笑)


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