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VOCA展 [Exhibition]

VOCA展というのは、全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介するかたちで行う展覧会です。今回は、33人の推薦者により32人の作家が出品いたします。

過去の受賞の多くは、いまでは売れっ子になって活躍されている作家も多くいます。
若手の登竜門としては数少ない信頼できるものだと認識しています。

そうは言っても多くのことは期待せずに、見た展覧会ですが、展覧会会場を入ってはじめに目にした作品から、そのレベルの高さに驚きました。

前田エマ。なんでもファッション誌やテレビCMで活躍するモデル業もやってると言うじゃないですか。そんなことは抜きにしてもその作品は絵画的にはまとまり、感覚の良さを感じさせます。ずば抜けた独自性があるわけでは無いですがこのくらいの作品はいつでも描けるというような自信が見られますね。
maedaema.JPG

なかに進んで言っても、それなりのクオリティーを保つ作品が続きます。
今実佐子の化粧品を使って制作された絵画。
konmisako.JPG

谷原奈摘子の極彩色の世界のなかで、闇から浮かび上がる女達の姿が冥土からの来客のように印象的でした。
tanihara.JPG



また、小林透の写真作品は、自閉症の弟を被写体にした数打奥の写真であるが、作者の長文の制作意図を読むと、彼ら自閉症の人たちの観る世界をより理解できるような気になります。
こっちの世界からは自閉症の弟を被写体にすることにたいしての後ろめたさなどがあるのを理解したうえで、あえて自閉症の弟の実態を提示することに意味を見出す作品となっております。
kobayasisyuu.JPG

今回個人的に好ましかったのは、大原美術館賞を受賞した原崎森平の作品。イラスト的な表現であるが、あの感じは個人的に大好きな作品です。
ozaki.JPG

問題は今回VOCA性を受賞した久門剛史の作品ですが、白いパネルに時計がありその秒針にの先に突いたルーペで極小の数字を眺めるという作品です。時間や記憶をテーマにし、新しい知覚を体験させるというものですが、これが大賞とは・・・いかがなものか?。
kumon.JPG

では他に何がと言われても大賞を決定づけるほどの強い作品もなかったのは事実です。
VOCA展は今後も続けて欲しいのですが、これだけレベルが均衡している中での、新しい才能の発掘はかなり難しいと思われます。
それでも10年に一人くらいはあっと思われる作家の登場を期待して、今後も見守っていきましょう。



開催概要 名称 VOCA展2016 現代美術の展望─新しい平面の作家たち 会場 上野の森美術館 会期 3/12(土)〜3/30(水) 休館 会期中無休 開館時間 午前10時~午後6時 ※入館は閉館の30分前まで 観覧料 一般・大学生500円/高校生以下無料

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